タコス座学 第四話「トルティーヤ その2」

座学と銘打ってますが、座らずでも。

立ってても、寝転びながらでも構いません。ラクに読んでいただけると幸いです。


コーントルティーヤ(以下トルティーヤ)はメキシコ人にとって物凄く身近な食べ物で、メキシコ人の友だちに翻訳してもらったトルティーヤに関する映像によりますと、彼らは毎年120㌔/人のトルティーヤを食べているそうです。

後述しますがタコス以外にもトルティーヤを使う料理はたくさんありますが、それにしてもすごい量ですね。


今回はまず、メキシコの街中を歩いていて見つけた風景でトルティーヤに関するものをシェアしていきます。

↑ トルティーヤ屋さん

Tortilleriaと言って、トルティーヤを専門に売っているお店を何軒も見かけました。これから配達しにいくシーンも見かけたので、タコス屋さんやレストランなどに卸しているのがメインだと思いますが、価格表もあったので頼めば買えるかと思います。キロ単位でしか売っていないので買いませんでした。

↑ コンビニ

こちらメキシコではトルティーヤはコンビニでも購入することが可能です。

どのコンビニでも売っています。

↑ 黒いトルティーヤ

メキシコシティではかなり多く見かけました。一般的なホワイトコーンではなくブルーコーンという品種からトルティーヤをつくると黒くなります。

↑ トルティーヤプレス

トルティーヤをつくるための機械で大小いろんなサイズがあります。市場(メルガド)等で売られています。


・サイズと枚数

タコスのトルティーヤのサイズは大小様々あります。親指、人差し指、中指で食べれるくらいの小さいサイズ、具体的には餃子の皮くらいのものも多いです。大きめのトルティーヤでも、日本のスーパーで売っているミニピザの生地、あるいはそれより少しそれより小さいくらいのサイズです。


今のところ、tex-mexのアメリカサイズのものはメキシコで見たことがないです。


現地メキシコ人たちは、一度にタコスを3~5個くらい注文して色んな具材やサルサで味を変えながらタコスを楽しんでいます。

または最初に2~3個注文して、食べ終わったらまたいくつか注文する人もよく見かけます。


◎余談

タコスというテーマからは少し外れますがトルティーヤを使った料理についていくつかご紹介します。


・ブリート(burrito)

小麦のトルティーヤで具を巻いたもの。なぜか日本ではブリトーとして広まった。


・トトポス(totopos)

トルティーヤを小さく切って揚げたもの。そのままソースをディップして食べたりチラキレスにして食べたりする。トルティーヤチップス、タコチップスとも呼ばれる。


・チラキレス(chilaquiles)

トトポスにサルサやサワークリームなどをかけて煮たもの。鶏肉や卵などを入れることも。


・ナチョス(nachos)

トトポス(トルティーヤをカットして揚げたもの)にチーズやチリソースをかけてから焼いたもの。食べるときに更にチリソースをつけながら食べる。


・トスターダス(tostadas)

トルティーヤを揚げ、タコス同様に様々な具を載せたもの。作ってから時間が経ち、硬くなったトルティーヤを再び美味しく食べるために作られる。


・ソパデトルティーヤ(sopa de tortilla)

細く切って揚げたトルティーヤをスープに入れたもの。クルトンのようだがクルトンより硬くふやけにくい。


・ケサディーヤ(quesadilla)

トルティーヤにチーズを挟んで焼いたもの。チーズの他に様々な具を加えて食べることも。


・ワラチェ(huarache)

わらじ型で厚みのあるトルティーヤ。huaracheはスペイン語でサンダルの意味。具を載せて食べる。


・トラコヨ(tlacoyo)

青いトウモロコシで作ったワラチェ。


次回は、トッピングとサルサについてです!

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