タコス座学 第三話「トルティーヤ その1」

このテーマを語るなど、メキシコの方からしたら100年早いというのは重々承知しております。


ただ、日本で一般的に広まって情報よりは多分知っていて体験しているため慎重にシェアさせて頂きます。日本語を読めるメキシコ人の友人もこの内容を読めるので緊張しますが、第三話をはじめます。

・フラワートルティーヤとコーントルティーヤ

まずトルティーヤとは、タコスの具をのせる皮あるいは生地のことで、少し厚めのクレープのようなものです。


原材料によって2種類あってフラワートルティーヤとコーントルティーヤがあります。

前者は原材料が小麦粉で、後者はマサと言われる石灰水処理されたとうもろこし粉が原料です。


マサは日本などで売られているコーンフラワー(とうもろこし粉)とは違います。そのため、コーンフラワーからコーントルティーヤを作ることはできません。


メキシコでは、北部を除きフラワートルティーヤが使われることは少ないようで「トルティーヤ」といえば自動的にコーントルティーヤです。タコス屋さんでもコーントルティーヤしかありません。他の国では、フラワートルティーヤかコーントルティーヤを選べるお店があります。


・かたさによる名前の違い

タコスの具をのせる生地は、焼いただけのやわらかいタイプをトルティーヤと呼び、油で揚げたかたいタイプをタコシェルと呼びます。タコシェルは、コーントルティーヤを揚げて作られます。小麦粉だけで作ったトルティーヤは、揚げてもタコシェルのような風味にはなりません。


重複になりますが、メキシコには基本的に焼いただけのやわらかいタイプしかなく、タコシェルはアメリカ風のTEX-MEXのタコスの皮として一般的です。


小麦粉のトルティーヤについての知識は全然ないので、以降は現地メキシコのトルティーヤについての情報をシェアしたいと思います。



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